九日ナインソール
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作品紹介
『九日 Nine Sols』は、台湾のインディースタジオRedCandleGamesが手がける2Dプラットフォーム型アクションアドベンチャーだ。古代中国神話と道教をベースにしたSFファンタジーの世界観を基盤に持ち、アナログ画材を思わせる独特の筆致で描かれたビジュアルが、その世界に独自の質感を与えている。
戦闘の核となるのは、敵の攻撃を正確なタイミングで受け流す「弾き」の仕組みだ。単純な回避や力押しよりも、攻撃の間合いと拍子を読む冷静な判断が要求される。スピード感のあるバトルデザインでありながら、反射神経だけに頼らせない構造が戦闘に緊張感をもたらしている。
舞台となる世界は道教的な宇宙観とSF的要素が交差する独自の設定であり、単純な東洋ファンタジーとも宇宙SF とも断言しがたい独特の空気感を纏っている。アクションとナラティブの両面に丁寧な作り込みが感じられる作品であり、硬派な2Dアクションを求めるプレイヤーの視野に入れておく価値がある一本と言えるだろう。
こんな人におすすめ
向いている人:弾きを軸としたシビアなアクションを好むプレイヤーに向いている。敵の攻撃を見極めてタイミングよく受け流す判断力が問われるため、緊張感のある一対一の読み合いに満足感を覚える人には適した作りだ。道教やSFファンタジーを組み合わせた世界観と、アナログ調の手描き風グラフィックに興味があれば、戦闘以外の部分でも楽しめる余地がある。
向かない人:弾きの精度が直接生死に関わる設計のため、反射的な入力操作が苦手な人や、気軽に進めたいカジュアルなプレイスタイルには合わない。また2Dプラットフォーマーとしての構造を持つため、探索や移動の繰り返しを煩わしく感じる人にも向かないだろう。ストーリーの舞台が独自色の強い道教SF世界である点も、親しみにくさとして出てくる可能性がある。
みんなの評価
戦闘面では、パリィを軸に気力を蓄積して一気に解放するシステムへの評価が高く、パリィ成功時の効果音や爽快感を絶賛する声が目立つ。難易度については「高めだが理不尽ではない」という意見が多数派で、パリィ失敗時に即死せず仮ダメージとして蓄積される仕組みが繰り返し挑戦を促す設計として好意的に受け止められている。ストーリーと世界観についても、道教とSFを融合した独自の「タオパンク」設定やキャラクターの掘り下げを高く評価する声が多く、アクションと並ぶ柱として機能していると見るユーザーが多い。
一方で不満点も挙がっている。道中の雑魚敵の処理がストレスになりやすいこと、マップ機能の貧弱さ、リトライ時の導線に無駄が多いこと、一部の実績取得に周回が必要な点などが繰り返し指摘されている。また、戦闘がパリィに特化しすぎており単調に感じるという意見も少数ながら存在する。難易度設定で被ダメージ倍率を細かく調整できる点は間口の広さとして評価されているが、ノーマルモードは他作品のハード相当との声もあり、アクション不慣れなプレイヤーには早めの難易度調整を勧めるレビューが複数見られる。