Outward Definitive Edition
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作品紹介
Outward Definitive Editionは、Nine Dots Studioが開発したオープンワールドRPGだ。本作が他の多くのRPGと一線を画すのは、主人公が最初から英雄である必要がない、という姿勢にある。広大なオーライの世界では、夜の寒さや傷口からの感染といった環境的な脅威が、敵との戦闘と同様に旅の行方を左右する。暗闇に潜む捕食者はもちろんのこと、気候や身体の状態を軽視した油断が、そのまま命取りになりうる設計だ。
旅はソロでも、協力プレイでも楽しめる。過酷な状況を仲間と共に乗り越える選択肢が用意されている点は、長期間の探索において意味を持ってくるだろう。
「Definitive Edition」は、既存のDLCコンテンツを収録するほか、クオリティ・オブ・ライフに関する各種改善が加えられた集大成的なエディションだ。本作に初めて触れるプレイヤーにとっては、この版が最初の選択肢として適している。努力と代償を前提に据えた、重厚な冒険体験を求める者に向いた作品である。
こんな人におすすめ
向いている人:サバイバルの過酷さをRPGの醍醐味として捉えられるプレイヤーに向いている。夜の寒さや傷口の感染といった環境的脅威が常につきまとい、丁寧な状態管理と準備が求められる。一人でじっくり世界を探索したい場合も、友人と協力して難局を乗り越えたい場合も対応しており、広大なオーライの世界を自分のペースで旅したい人には充実した体験を提供する。
向かない人:手軽にストーリーを楽しみたいプレイヤーや、快適な進行を好む層には向かない。生存管理の煩雑さはゲームの核心であり、簡略化される要素ではない。また、ソウルライクのような戦闘の鋭いフィードバックやボス攻略の達成感を主目的として求めると、本作の設計とは噛み合わない可能性が高い。不便さそのものを楽しむ姿勢がなければ、苦痛に感じる場面が多いだろう。
みんなの評価
Outward Definitive Editionのユーザー評価は、「不便さを楽しめるかどうか」でゲームへの評価が大きく二分される傾向にある。
称賛される点としては、レベルアップのないキャラクター成長システムによる知識・経験の積み重ね、サバイバル要素や環境デバフを含む高い難易度がもたらす達成感、手探りの探索と雰囲気の良さ、BGMと風景の美しさ、スキルや装備の組み合わせによるビルドの多様性などが挙げられている。セール時の低価格に対してボリュームが十分との声も多い。
一方で不満点も目立つ。最も多く言及されるのがファストトラベルや乗り物の不在による移動の煩わしさで、ゲームの大半が移動に費やされるという指摘が散見される。マップに現在地が表示されないこと、序盤のスタミナ不足と敵の強さ、時間制限つきクエスト、取り返しのつかないビルド選択、不親切なUI、ゲーム内情報の少なさなども繰り返し批判されている。
概して、試行錯誤や不便な環境への対処を楽しめるプレイヤーには一定の評価を得ているが、快適さやテンポを重視するプレイヤーには向かないとする意見が多く、73%という評価はその分断を反映している。